bunnoichi’s diary

高専から大学編入した野郎の激ユル仙台日記(大フィクション)です

30本目の日記 〜初片平、初実験〜

特に予定のないGW

GW実家に帰るか迷った。けど電車を使えば鈍行だとしても往復1万を超すので、その1万はぜひ生活費に回したい。原チャリで帰ろうかとも思ったけど、土曜はバイト、日曜の東日本は天気が微妙。好天になった月曜は17時から説明会、火曜に帰っても結局金曜の夕方には仙台にいなければならなかったので実質帰省時間は約1.5日程度。ならいいやっちゅうことで、結局GWは帰省しないことに。

バイトとオンライン会議を除けば人と会う必要がないので、基本クッソ暇。ぷろぐらみんぐでもやろうかしら。

コンロ交換

入居して約3週間、ガスコンロが使えなかった。この間なんと、鍋用の卓上コンロですませていた。入居してすぐガスは開通して給湯器は使えたんだけども、コンロは本体の不調で全然点火しない。ノブを捻った時の着火率は1,2/10回くらい。

点火用の放電器の電池切れかと思って交換してみてもダメ(まさかの単2だった...)。他の原因を探ろうと説明書を読むと、リンナイのロゴが古臭い。

昭和企業特有カタカナ

HISTORY | つないだ情熱を次の100年へ。 | リンナイ株式会社

「こりゃマズそう」と思って製造年を見てみると、1997年。ワシより先におる。「これはさすがに修理とか交換じゃないな」と思い、住み始めて3週間、ようやく交換を決意。

「決意したけど、勝手に進めて良いのだろうか...」住んでるアパートは大学生協の管理物件で、所有者も別の場所にいる。独断で進めるの多分後々めんどくさいことになりそうだったので、一旦生協の不動産事業部にメールで相談。

送ったのが日曜の夜で、返信来たのが月曜朝。早い。メールの内容には「そりゃ大変だすね。代わりのIHとフライパン家に送るからそれで生活して」と言われ、月曜の夜家に帰るとIHとフライパンが置いてあった。「メッサ親切!!!」と感動していると、次のメールが来ていた。生協「修理は明日やるから、家におるか、勝手に侵入して作業するの認めてちょんまげ」ワシ「よかろうもん」。

ということで火曜の朝、まずはガスコンロ外しの達人が家に襲来、そして不在中の昼、今度はIHコンロ設置の達人が家に侵入し作業。なんと、最初のメールから36時間で全て終了してしまった。チョー早い&激烈感動。

ただ、気になるのはお値段。事前のメールで本体費用、工賃諸々いくらですかと聞いたら「そこらへんは全て家主負担だから0円」という回答。なんたる良心的&手軽さ&便利さ&親切さ...。

とにかく結構感動した。ありがとう、生協。

成績開示しようと片平まで

水曜、昼飯を同じ編入のRくん、Mくん、Rくんと同じ高専出身のKくんと一緒に食べた。そん時話題に上がった、編入試験の成績開示。自分も工学部の入試係に連絡してみたら「本部の情報公開室に行ってくれ」と言われ、そこで動きが止まってた。

Mくんは既に(郵送で?)開示済み、Rくんは片平の本部まで行って請求中らしい。BOOOKの前で雑談中、Rくんに「片平は雰囲気がもぉ...大学感」と言われ「大学感...?」と言われ気になって、自分も直で行ってやろうじゃねえかとなり放課後、初めて片平へ。

東北大学正門

片平へ来たはいいものの、入り方がわからん。東北大学は基本門がないからどっから入っても問題ないんだけど、逆にどこから入っていいかわからんし、どこに駐輪場があるのかわからんし、どこにどの建物があるのかもいまいちわからん。まさかここに来て迷子になるとは...。結果、隠れ裏口みたいな変なところから入った(ちょうど多元研の裏)。

なんとか情報公開室のある建物を見つけたが、ものすごく仰々しい建物。雰囲気で言うと、上野の博物館の並びみたいな感じ。本部1号館は国の有形文化財に登録されてるらしい。

中に入り、警備の方に案内をいただき、担当の方に通された部屋は「法務・コンプライアンス係情報公開室」。「わざわざこんな部屋あるんだ...」と驚愕しながら、必要書類の記入と手数料の支払いを済ませ、早々建物を出る。

これで帰るのもなんか惜しいので、せっかくなので片平キャンパスをお散歩。

片平の真ん中にある記念公園より

ここで感じたのは、キャンパスによって雰囲気が全然違うということだった。どこの大学でも当たり前だと思うけど、工学部のある青葉山東キャンパスを言うならスタイリッシュ(?)だと思う。学生層は20歳以上、山の上だから居るのは学生か教職員のみで非常に落ち着いた雰囲気があり、建物や歩道は流線形と角張りが上手いこと調和してて、夜になると歩道が青紫に照らされたりと、近未来な感じ。一方、川内北は18,19歳が中心で体育施設や課外活動施設もあってすごくエネルギッシュ。半分高専みたいな雰囲気。

片平に来て驚いたのは、外国人率の高さだった。青葉山も多いなとは思ってたけど、片平はすれ違う人の4人に1人は外国人って言っても過言じゃないくらい、国際色があった。片平は仙台の中心から少し外れた場所に鎮座していて、付近にはマンションや小学校があるため、キャンパス内を小学生やベビーカー押したママ、老夫婦が普通に散歩してた。電通研の前では子供がキャッチボールしてたり、法科大学院の前では外国人家族が子供の自転車練習してたり。面白かったのは、休憩してた引っ越し屋の女性が電通研の前でお花摘んでそれを同僚の男性に見せてたシーン。「こんなドラマみたいな風景現実で起こるんだw」。

女子大生を日本で初めて受け入れた東北大学は「門戸開放」を掲げているためか、ちゃんとした門扉は片平の正門と危険区域ぐらいしかなく、あとは車用のゲートがあるくらい。そのおかげで、キャンパス内でこういった風景が見られるのはすげぇステキだと思った。

世話になった先生の古巣でパシャリ

初めての実験

木曜、オンライン期間が明け(つっても授業ほぼオンラインのままだけど)、ようやく学生実験が始まった。初めての光ファイバにまつわる実験。

この環境で初めて、かつ内部生の知り合いほぼいない状況で「これで計画書大丈夫か...」と、色々不安なのでメチャクチャ丁寧に実験計画書を書いた。こんなに本気になって、文献読み漁って、PCで図自作して、時間かけてレポート書いたのは多分高専1年ぶりだと思う。

万万が一再提出とか受理拒否とかになったら最悪なので、実験室のHさんにメール出して添削を頼んだ。返ってきたのは細かい誤植と、内容分量いいですよリアクション。よかった...。

ということで、実験当日。初めてお会いする同じコースの班員の人たちに挨拶をする。どうやら名簿に自分の名前が追加された段階で「もしや編入生?!」と思ってくれてたらしい。ちょっと話しただけだけど、なんとか上手くやっていけそう。気づいたのは、班員はもちろん内部生だけど、彼らも互いに面識がなさそうな感じだった。「去年〇〇の授業取ってました??」的な感じ。入学して事務の人と話したり施設を色々訪れる中で薄々思ってたけど、この大学はコロナ規制が厳しいらしく、3年になっても同じコースの人とあまり関係が築けてない感じだった。(そもそも大学ってそんな感じなのか?)。

挨拶を済ませ、先生の襲来を待つ。「怖そうな先生やだな」なんて思ってたら、現れたのはM1のハンサムな方。なんと、実験はTAが担当するという、さすが大学。その方のご指導のもと、初めて顔を合わせる4人で実験を進めていく。波長カットの保護メガネ、光ファイバ、光のパワーメータ、光スペアナなどを使わせてもらった。「うぉー実験やってる〜、楽しい〜」本当は考察課題がなければもっと楽しい。

はじめての光スペアナ(白色光をファイバに照射して観測)

諸々実験を終え、世間話をしながら解散。こうして、初めての実験を(半分)終えた。

バイトやる

バイトをしようか悩んでいたが、とりあえず研究室が忙しくなる前にやってみることにした。将来自分が進みそうな分野にそのまんま就職したら、おそらく最後の異業種経験になると思う。

とりあえず応募したのは、時給がいいでお馴染み塾講師。もう1つは、都市部の中でもピンポイントで近場に住んでないと出来なそうな割とレアなバイト。「面接あんのかな〜」と思ってタウンワークから応募したら、とりあえず応募先の講習会に参加してとのこと。後者に関しては、実際研修やってそのまま当日勤務らしい。ワクワク。

楽しみな反面、学校と両立できるかが不安もある。ただ、自分は「学生の本分は勉強である」と群馬でのバイト時代から考えていた(周りの社員さんもその認識だった)ので、通常時のバイトは週の半分以下に抑えることにする。もちろん、学業最優先。その面で考えれば、バイトをする意義は、もちろん金も大きいけど、社会経験、学外の人や様々な年代の人に触れてみることだと思うようにしたい。

久しぶりにTHE学校のテスト受けた

土曜の夜、某塾講師のオンライン説明会に参加してみた。応募して面接とかあんのかと思ったけど、とりあえず仮登録で説明会は出てねって感じだったんで、参加。

説明会が始まって、最初はその塾の方針とか生徒、保護者、塾の社員との関係はこんな感じですよ、悩んだらこうしてね的な説明を受ける。なんとか自分でもできそうと思えた。

ただ問題はこの後にあった学力テスト。寝耳に水だった...。出題は国数英と適応試験。適応試験は置いといて、久々に中学高校みたいな試験を受けた...。高専でも一応アリバイ作り的な教養はやってたけど、その教養も教員が高専生向けに作った授業の枠を出ない試験。ここ3年はほぼ工学的か工学に役立つ理系科目しかやってなかったっから、そういった意味で言うと中学ぶりのTHE学校みたいな試験。

特に刺激的だったのは国語の問題。読解問題として出たのは、有名だけど読んだことねぇあの作品。初めて読む作品で読解問題解かされるのはたぶん中学の外部試験ぶり。久々の緊張感というか、久々登場してきた読解問題に対する自分の論理回路というか、もう味わいたくない苦みがすげぇ脳汁に染み出てた。

多分大体の問題が中学範囲だったけど、バチクソ難しく感じた...。問題内容は細かく言わないけど、「出た俺の嫌いな問題」「こういう問題をやらないでフーリエ変換ばっかやる学校に入学して本当によかった」って心底思った。一切対策してないから激ムズに感じるってのもあるんだろうけど、高専でよかった。

殊勝じゃない動静

  • 月曜、9時前、腹を下しながらオンライン授業。12時前、工学分館。13時、あおば食堂。この後、ひたすら実験計画書作成。20時、閉館チャイムと共に出、ラーメン屋。21時前、帰宅。コナンを見てうだうだする。
  • 火曜、9時、業者出迎え。12時半過ぎ、あおば食堂。13時、工学分館。ディジタル信号処理のオンライン授業。14時半より、メール出し、学務作業、課題処理。16時、雨予報が出ていたので急いで帰宅。
  • 水曜、10時、BOOOK、工学分館。12時前、あおば食堂。Rくん、Mくん、Rくんと同じ高専のKくんと昼食。13時、工学分館。15時半、図書館を出、16時、片平キャンパス。17時、図書館本館。20時半、帰宅。
  • 木曜、9時、人工知能。12時過ぎ、あおば食堂。後、BOOOK。13時、学生実験室。16時、工学分館。17時、帰宅。
  • 金曜、引きこもり生活。19時過ぎ、所用で豪雨の中外出。21時半、吹雪の中帰宅。
  • 土曜、楽天生命パーク。バイト。始球式が秋元真夏で、初めて坂道のアイドルを生で見た。遠目だったけどそれでもキレイさというかオーラみたいなのが伝わってきて「やっぱトップアイドルってすげぇなー」って感じた。18時、久美食堂。仙台のカナイ。20時、塾の講習。

    唐揚げ定食(ご飯大盛り)、@久美食堂
  • 日曜、恐ろしいほどに何もやる気を起こさなかった。数年ぶり。

今週学んだこと

  • 計算機ソフトウェア工学 --- 集合、集合の演算(和集合、共通集合、冪集合、直積集合)、演算した答えの型に注意すること、VPN雑談
  • ディジタル信号処理 --- クロネッカーδ(離散δ関数)、離散時間周期関数、離散時間複素指数関数、正規化周波数
  • 半導体バイスW --- ドリフト現象(電場による加速)、熱速度、平均自由工程、移動度、2種類の散乱、キャリア速度の電場依存性、拡散
  • システム制御工学A --- インパルス応答の問題点、δ関数を有界な関数和で表現、周波数伝達関数
  • プログラミングB --- モジュラリティ、ポリモーフィズム、継承、仮想メソッド、オーバーライド
  • 人工知能 --- 探索問題、表現(状態、行為、目標、コスト)、宣教師と人喰い人種の問題
  • 実験 --- 光ファイバの構造、伝送原理とモード、伝達特性、損失原因
  • 半導体バイスF --- 昭和の日
  • 電磁気学2 --- 昭和の日
  • 電気回路学2 --- 昭和の日
  • 通信工学 --- 昭和の日

この間聞いたアルバム

共同じゃない通信(4.25[Mon]-5.1[Sun])

  • ウクライナ政府、昭和天皇ヒトラーと並べ、撤回
  • マクロン大統領、再選確実
  • ブリンケン国務長官、オースティン国防長官、キーウ訪問
  • 広瀬アリス、休養
  • 福岡市の世界最高齢女性、119歳で死去
  • 今度は原因不明の小児肝炎が流行しだす
  • 知床遊覧船事件、社長会
  • 政府、総額6兆2背のクエンの物価高騰対策を策定
  • 山梨道志村の骨、子供の頭蓋骨の一部と判明
  • 経産省太陽フレアの被害想定初公表
  • ピスタチオ、解散っ
  • ロシア、在露日本人外交官追放、大使は含まれず
  • 東京外為市場、20年ぶりの1ドル130円の円安
  • 道志村、骨の発見場所周辺から遺留物が複数見つかる
  • 大田区立てこもり事件、男は銃で自殺
  • 海自、カシュニの滝付近で沈没船を確認
  • 小坂忠、亡くなる
  • インドネシア首脳会談
  • 文政権、最後の最後に検察捜査権を大幅縮小
  • 湖南省ビル崩壊事故
  • 新防衛大綱、一部秘密化案
  • 天皇陛下、御即位から3年

明日へ向けて

とりあえず今のところ仙台から逃げたくなるような出来事は起きていないので、ひとまず嬉しい。どうにも立ち行かなくなった時用の曲でも貼っておく。


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