bunnoichi’s diary

高専から大学編入した野郎の激ユル仙台日記(大フィクション)です

38本目の日記 〜気づいちゃった〜

涼しい

涼しくなってきた。今年は8月半ばまで仙台にいたおかげで、群馬の焼けるような暑さ、いや、本当に焼けている感覚のする陽射しを経験しなかった。仙台も暑かったは暑かったけど、やはり群馬に比べりゃそんなだった。

ちゅわけで今年はもう寒くなるまっしぐら。初めての仙台越冬に恐々とする初秋の夜明け前。

気づいちゃったワーイワイ(白目ひん剥きながら)

「僕ハアル日自分ノ中ヲ覗イテシマッタ。」そう、自分は文系の方が得意だし好きということに気づいてしまった。

この夏、ワシは主に2つの活動をしてた。1つ目は某象徴インターンで、技官としての役職をメインで体験させてもらった。「技官」とはいいつつも、担当する分野が技術寄りになってるくらいで、職務の内容は事務官とほぼ変わらず。政策立案なり方針策定なり事案調査なり、お話を伺ったり実際に職務の一部をやらせてもらっても、理系の知識は使うけど、かなり文系寄りの感触だった。

2つ目は某光ファイバ祭りの事業計画策定。8月の終わり、特に某インターンが終わるくらいから急に忙しくなって、色んな人と連絡なり連携を取り合って、10月頭の時点でなんとか形にすることが出来た。この1ヶ月間LINEで色んな人に文書送ったり資料作成をしてたわけだけど、多くの方から「資料が見やすい」とか「わかりやすい」とかおっしゃっていただいた。他には、日本文学専攻の方から「文章構成上手いね」なんかもおっしゃっていただいて、ちょっとテンアゲ。「伝わるように分かりやすく書こう!」と思ってると結局長くなって「これ結局読みづらくね?」ってなってたから、そう言ってもらえるとすんごく嬉しい。

思えば、高専の卒研本発表のときもTに「やっぱ発表の形式は上手いからそこは言うこと無いね」とおっしゃっていただいたのを思い出した。なんなら他の人もワシと同じかそれ以上の研究成果を出してたわけだから、学科賞もプレゼン力で勝ち得たんじゃないかと、けっこー強く思ってる。

夏休みはこの2つの活動の他に、自分の趣味というか、興味の赴くままに色々見たり聞いたり調べたりしてた。つっても、興味を抱いてたのは、日本の近代の絵画(横山大観とか円山応挙とか東山魁夷とか)、マクロ経済学(YouTubeでめっちゃわかりやすい講義動画あげてる人のを見ながら感動してた)、そしてなんと言っても音楽。音楽はずっと気になってたJazzを調べたり、細野さんのデイジーホリデーで今やってるカリプソとかマルティニークとか、日本の戦前音楽とか、追分とかの民謡とか。他のアプローチとして、社会学的に音楽を見ようともしてた(ほぼ出来なかったけど)。他には、ロシアのウクライナ侵略にかこつけて欧州史を学ぼうとしたり、昭和19年夏の敗戦を呼んでたり。

こうして考えてると、自分はつくづく文系に行くべき人間だったと痛感してる。現に、さっき言った日本文学専攻で源氏とか平家物語やってる彼女のことを物凄く羨んだし、経済学部で勉強してる彼のこともメチャクチャ羨んでる。

高専入っちまったから工学以外の道はほぼなかったわけだけど、理系科目に対する熱は既に放出されきった感がある。「もし外部の高温な熱源と接触している間なら、クラウジウスの原理で低温熱源である自分に熱が供給されるから再び興味出るんだろうけど...」っていう比喩表現ができるようになったのは、理系に入ってよかった点ですね(激烈鮮烈反語)。

中学3年のときに文系理系両方強い興味があったけど「なんで高専入ったんだろう」と考えて思い出したのが、文系の勉強はいつやっても遅くないって考えてたからだった(あと基礎知識がなくても割とどこからでも入れる)。対して理系の勉強は多分頭若くないと厳しいし、数学物理の基礎がちゃんとしてないと実社会での応用なんて1ミリもわかんない。

だから「理系の勉強を学校で教わって、文系の勉強は自分でやろう」ってなったんだった。そんなこんなで高専入って大学の工学部まで来ちゃったけど、果たしてその選択は合っていたのか...。現状のところはめっちゃ息苦しいけど、この答えは大学を出て就職したタイミングで自ずと分かるだろう。

研究室見学

なーんてことをウダウダ言い続けてても留年するだけなんで、ここからは前向きに研究室見学してきたって話をする。

編入生は1年で取るべき集中講義を取らなけりゃならん為、内部生とは別に各人で研究室アポとって見学する羽目になってる。個人的には、結果としてこっちのが良かったと思ってる。内部生が参加する合同見学会みたいなやつは時間もガチガチでやってるし、人気の研究室はそもそも応募で落っこちそう。その点ワシら編入生は好きなとこ好きなだけ見れるから、時間も気にせず色々聞ける。

どこに行ったとかはイチイチ書かんけど、行った研究室はどこもすんげぇ面白そうなことやってる。セキュリティ暗号の研究室なんかはPC上のセキュリティだけじゃなくって、ICから発せられる微弱な電磁波から漏洩する暗号に対する防御っていうかなりハードな研究もやってた。

あとビックリしたのが、これは研究室に依る話だけど、居室とかゼミ室がマジでオシャレだった。マジで驚いたのが片平のH研で、誇張なしでIKEAによくあるミニショールームのベッド無い版みたいな、ドラマで見るみてぇなIT企業の一室みたいだった。憧れェ...。

他にもまだまだ残ってるから、観光気分で行ってみようと思う。

RIEC、パネェ威圧感

通研のエレベーター

通研の青すぎるエレベーター。加工無しでこの青さ。チェレンコフ光か歌舞伎町かSPECの世界のどれかかと思った。そのうちEDMに合わせて虹色に光りそう。大喜利し放題エレベーターだった。

@お花畑

仙台移動の直前、高専の汚い下劣顔3人衆でおなじみのN、T、ワシの3人で、お花畑に行ってきた。本来は「だるま行こうぜ」って話だったけど、道中にある鼻高展望へ。

まずはだるま大使。2号店が残念ながら閉店してしまったため、2年ぶりに本店へ。

だるまチャーシュー

俺流拉麺道としては、ラーメンが来るまで水も口にせず、1口目はスープをレンゲですくって味わうことにしてる。この日も流儀に従って頂戴する。激ウマい...。やっぱり、だるまのどろっとしてるけどまろやかなあのスープは、何口でもイッてしまう。チャーシュー、メンマと一緒にズルズルすする。情けない話だけど、やっぱり胃袋が小さくなったのか、替え玉する前でも少しきつくなってきた。

美味かったけど、本音を言えば、やっぱりワシの中での天下一はだるま大使2号店だった。スープは何度も完飲してしまったし、きくらげがちょうどコリッコリ度合い。内田製麺の麺に、なんと言ってもあのチャーシュー。舌でも崩れるほどやわらかいくせにすんげぇジューシーなチャーシューが本当に好きだった。「最後の1口」をしっかり味合わずに閉じてしまった2号店は、もはや私の中で伝説の店となってしまった...。幸いにも跡地がモツ煮ショップ?になるらしいので、ファンレター持って買いに行こうと思う。

だるまを出て、いざお花畑へ。

鼻高展望花の丘

約1年ぶり?2年ぶり?に来た。やっぱり落ち着く。この日は曇ってたけど、花々には癒やされた。

ただ1つの問題はワシらに華が無さすぎたことである。本当に。場違い感満載の出で立ちに場違い感満載のトーク。「SDGsひとしずく」とか「指詰め手当」とか「責任バイキング」とか。まぁこういうクソみたいな話ししてるときが一番楽しいんだけどね。

花々ぇ

天露と秋桜

1時間半近くベンチでだべって、雨も降ってきたので撤退。このまま解散すんのもなんか寂しいので、ドブドベがこの間行っていたななこしへ。

ザ 80年代感

メチャクチャレトロで、ノスタルジーの象徴みたいな空間だった。チャーシューうどんの自販機でチンをして、夕食。有名店とかとは違ったウマさがある。

ちょうど某テレビ局の取材が来てた。個人的には、インタビュー中の可愛い女の人の抜けで自販機の下に落っこちた小銭をスマホのライトで照らしながら探すドブドベが情けなさ過ぎてツボだったのと、テレビ対応の友達はなんかあんま見たくないって感じだった。

そんなこんなで、楽しい小旅行でした。ありがとござました。

光ファイバ祭りのマイナスな話

8月の終わりあたりから、例の光ファイバ祭りの界隈が急に忙しくなってきた。そろそろ大人に許可をもらわなければならんがため、必然っちゃ必然。

7月にやってた時は、やること少なかったのとうまいこと意思疎通図れなかったのに加え、試験期間も相まって、完全に1人でガシガシ計画書を書いてたので、チーム作業という面では完全に赤点だった。大反省。

この反省を踏まえ、8月半ば過ぎたあたりからどうにか班内で話しをしてみると、嬉しいことに割とすんなりみんな手を挙げてくれたり、作業を引き受けてくれたりしてる。ありがとうございます。自分の方でも、企画全体の流れや方針を話し合ったり、関係各所との折衝や根回しだったり、必要な資料作成だったりをイイ感じにこなせてる、と思う。特に「資料が見やすい、わかりやすい」と言ってもらえるのはかなり嬉しい。G企画に関してはなんとか締め切りまでには最低限に形にできそう。

一方で、ワシはF企画にブチギレてる憤懣やるかたない想いを抱いてる。自分の口から言わせてもらえば、F企画は、学生側が出してたいくつかの案を跳ね除けて、大人の側が無理やり学生側にぶつけてきた、実現可能性の極めて不透明なものである。現状としては、企画に使用する物品が某興行団体の先約があったらしく、そこからいくらか分けてもらえんかという交渉になってる「らしい」。そんなゴタゴタの中、「基本的には学生主導で動いてほしい」って言われたって、やれることも相当限られる。あと、大人が学生の案(しかもF企画なんかより全然現実的なやつ)を取り上げて代わりに雑にぶつけたものを学生が整形して大人に見せて、それがイチャモンつけて投げ返されるって、どういう構図やねん。冷静に見るとコントでもなきゃ虐待みてぇな構図だな。

まず要求したいのは、現実的だった学生案を跳ね除けてまでぶん投げてきやがった大人側の本事業に対するモチベーション、理想形、そしてどういうプロセスを描いているのか。これが無いとどうにもやり切れん。学生ボランティアはテメエらの無賃金下請け労働者じゃねえんだぞゴラ

とりあえずは、学生が1からアイデア出して設計を進めることができてるG企画について全力を注ぎたい。

と書いたのは9月半ばの話...。今は10月の直前となったが、より言いたいことは増え...。全部言おうとすると相当熱量高くなるので、この続きは年度末の引継書&当該事案検証報告書で。

光ファイバ祭りのプラスな話と”強運”論

そんなブチギレをしていたが、全部が全部嫌ってわけじゃなく、もちろんプラスもある(というかそっちのほうが多い)。

インターンやってた8月の最終月曜から9月の半ばまで、結構コトが進んだ。理由は明白で、素晴らしき班員の方々の力が強力だったのが一番だと思う。

まずYさんとMさんを交えて今後の主な方針を定めた作戦会議をやり、SRさんに企業との交渉やってもらったり、AさんとMさんでデザインとモノについて作戦会議をやり、この祭り先輩のSさんから経験談だったりそれを踏まえた作戦会議をやったり。段々と形が見えてきた。嬉しい限り。

特にMさんには自分が仙台おらん間、対面で出なきゃならんものを結構お願いしちゃってるので、何か埋め合わせをしたい、ハラダのラスク5兆年分とか。デザインやってくださってるAさんも、お願いした作業について提案や質問、相談等々、すごく熱を持ってやってくださってる。こういったやる気のある人の気持ちは極力無下にはしたくないけど、あんまり押し付けてスーパーやりがい搾取みたいな感じまでにはさせたくない。難しい。自分ができることと言えば「自分のこと最優先でね」って口酸っぱく言うしか無い。

あとは、まだ何人か仕事を振れてない方がいるので、本人の希望を伺いつつ、全体が滞らないよう前へ進めていきたい。

何はともあれ、現状G企画がここまで順調に来ているのも、同じ班の素晴らしい方たちのおかげであると感じてる。「〇〇をお願いしたいんですがどなたかいかがでしょうか」と聞いてみると続々手を挙げてくださったり、こちらからお願いした仕事については、忙しい中でも期待以上のモノを返してくれる。

また、学生リーダーのMさん、企画の展開場所の関係でお世話になるTくん、ちっちゃい相談を受けてくださるOさんたちも、親身に話しを聞いていただけて嬉しい限り。

現状、ネット上では十分にコミュニケーションを取れ、作業も順調に進んでいる。残るは、対面でのコミュニケーションをもっと増やしてみたい。(※9.27にMさん、Sさん、Aさんと対面で諸々の打ち合わせ兼顔合わせできました。)

去年のこの頃も言ってたけど、自分はものすごい”強運”の持ち主かもしれない。こういうボランティア団体に来てる時点である程度そういうやる気がパンピー大学生より少しはあるってのはそうなんだけど、それでも、ここまで素晴らしい方たちと共になにか物事を進めることが出来ているのはすごく嬉しいし、人生の中できらめき続ける瞬間の一つだろうし、幸せな環境に身を置かせてもらってると痛感してる。

これからも、周囲の人々とこの環境に報いることができるよう、精進していきたい。

その他の日記

  • 22日、お花畑の後、光ファイバのMくんとミーティング。愚痴り合い、褒め合い。
  • 仙台移動。思ったより夜寒い。
  • 工学英語。TOEFL、単語も文法も文章題もリスニングもクソむずい。これマジメにやってたら普通にTOEIC800いきそう。
  • 27日、川内を出て通研に原チャリ止め、藤崎でハラダのラスクを買う。戻って通研見学して、歩いてスタバまで行って光ファイバミーティング。
  • 27日、帰ってきて安倍総理国葬を見る。君が代と花は咲くのシーンで泣いた。

この間聞いたアルバム

  • 特に無し

共同じゃない通信(9.10[Sat]-9.27[Tue])

9.10[Sat]-9.18[Sun]
  • 知床の行方不明者3体、サハリンで引き渡し
  • 錦鯉マサノリさんの実家で火災
  • 沖縄県知事選、玉城デニー再選
  • ウクライナ軍、ハリコフ奪還、露撤退
  • 川崎ベトナム人刺殺事件
  • オミクロン株ワクチン特例承認
  • アンガールズ田中のお母さん、亡くなっていた
  • 東京都、全数把握見直し
  • COCOA、機能停止へ
  • 村上宗隆、王貞治に並ぶHR55号
  • けつあな確定事変
  • KADOKAWA角川会長、五輪汚職収賄容疑で逮捕
  • 財務相、為替介入示唆
  • 立民等、国葬欠席表明
  • タイタン、中傷に法的措置表明
  • ゼレンスキー大統領の車が衝突事故
  • 中露首脳会談
  • 京都、O157で高齢女性死亡
  • JOC竹田会長を任意聴取
  • 第一三共社員メタノール殺人事件
  • 水戸地裁、牛久入管死亡事件で国に賠償命令
  • イジューム集団墓地発見、戦犯の疑い強まる
  • 最強クラス台風14号、鹿児島に上陸
  • 天皇皇后両陛下、初の外遊で英国へ
  • 知床、骨盤らしき骨発見
  • 宇野昌磨本田真凜
9.19[Mon] - 9.27[Tue]

アレなCM

例の夏にいっき先生がCMを論評するコーナー。正式名称忘れた。


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最近始まった、乃木坂46が出演してるDARSのCM。「森のくまさん」をアレンジした曲が使われてるけど、この曲がメチャクソに好み。ストライクゾーンど真ん中みたいな。Plus-Tech Squeeze Boxを思い出した。アレンジャーが誰だか物凄い気になるけど、どこにも名前が出てこない...。張さん的にはアッパレ。

新コーナー・今日の1曲

意識高い系川柳とかもう考えんの面倒なんで、新コーナーとして、今日載っけたい1曲をただただ紹介するコーナーに固定しようと思う。夢日記は継続。CM評論も良いのがあれば継続。

@お花畑との会話で「音楽系の記事書きたい」みたいな話をしてたけど、ワシの性格だとかなり下調べと考察をする羽目になりそうなので、ゆるーく好きな曲を載っけることにする。とりあえずフォーマットとしては、YouTubeなりApple Musicの曲のリンクを貼って、選曲理由とコメントがあればそれを載っける感じにする。

ちゅうわけで、今日の1曲。


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選曲理由 : 仙台が思った以上に寒かったから。

日本語ラップ開拓者の1人(でいいのかな?)、かせきさいだぁの"冬へと走り出そう"と、同じくかせきさいだぁが書き下ろしたでんぱ組.incの"冬へと走り出すお!"。歌詞としてはだいたい同じ内容だけど、聴き比べるとおもしろい。ワシも冬へと走り出す気持ちで履修登録しなければ...。

明日へ向けて

安倍総理、ありがとう。安らかに。