bunnoichi’s diary

高専から大学編入した野郎の激ユル仙台日記(大フィクション)です

62本目の日記 〜院試前のくせに〜

仙台

群馬出身のせいか、仙台は暑さのピークが過ぎたように感じる。もう夜になれば、歩くと汗ばむけれど、割と涼しげ。

片平と青葉山

今週は院試前のくせに、2日連続で公演に行ってしまった。山下達郎空気階段。そんでもって、社会人とメシも食った。その話でも。

あ、大いにネタバレします。

山下達郎 PERFORMANCE 2023

8月3日木曜、達郎さんのライブを観させてもらった。当選した話は57本目の日記に。会場は仙台サンプラザホールで前回と同じ。

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61本目の日記 〜夏の夜曲特集〜

陰鬱日々

前回は「鬱屈日々」だった。

この日記は日記というより、夏の夜曲特集をしたかったから早めに出した。内容はうっすい。

泥Day

読み方は「デイデイ」。山ちゃんがやってるのと同じ読み方。前回と同じようなことを書いてる。例によって、院試と不規則な生活のおかげで鬱屈とした、絶望的な日々を送っている。

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60本目の日記 〜60本もの日記〜

鬱屈日々

この駄日記ももう60本ですか。書き始めてから約1年10ヶ月、平均して11日に1本ペース。最初は高専連中と「日記書かね?!」となり始まった日記。ワシよりも、めちゃモテ委員長とかBBC、ディズニーのプロの方が先に書いてた。

φτ胡蝶蘭や無線のプロも書いていたけど、あれよあれよと戦線離脱。「お前ら日記書けや」という咆哮虚しく、気づけばワシ一人。たまにめちゃモテ委員長員長が成果報告とかを上げるくらい(まぁでもこの人の場合Twitterが日記みたいなもんか)。日記を書いても一人...。

60本も書くと、駄文書き連ね集とは言え、少しずつ厚みが出てきた気がする。実際、昔の日記を読み返すと「あーあったわー懐」ってなったり、共同じゃない通信を読んでも「あーあったわー懐」ってなったり、この間聴いたアルバムを見ても「あー聴いたわー懐」ってなったり。それなりに楽しくなってきた。

多分ここまで書き続けたから、もうしばらくは書き続けると思う。ウゴォー!ヤルキ!ゲンキ!ノンキ!(爆大白目)

充実Day

17日月曜朝、空は雲と青が空間を頒かっていた。

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細野晴臣による、古き良き音楽の旅

ある日の手作りデイジー

こんばんは、ぶんのいちです。約半年ぶりに音楽系の記事を書こうかと思います。

と言いつつも、今日のは自分のではなく、細野晴臣さんがinterFMでやってる「細野晴臣 Daisy Holiday!」のとある日の書き起こしです。

取り上げるのは、昨年10月の手作りデイジー。普段ゲストを呼んで楽しいおしゃべりをするこの番組だが、月頭は細野さんが1人でテーマを設けて楽曲特集を組む。それが手作りデイジー

www.interfm.co.jp

22年10月の手作りデイジーはポピュラー音楽・ポップス特集で、この放送が自分の中ではいわゆる神回となっている。この放送のおかげで、100年前の音楽にも手を伸ばすようになってしまった。本当なら音源を載せたい。ウッドベースのような細野さん特有の声とこの時代の音楽が、ものすごく心地よい旋律となって番組を組んでいる。でも、流石にそれは。

...ということで、せっかくなら文字にすることに。ご覧になった方が、古き良き音楽に興味を持たれるきっかけとなれば幸いです。

(衝動的にやって1時間で書き上げたので、冒頭の文章が少し雑な気もしますが、どうかご勘弁。)

【2022年10月2日放送】細野晴臣 Daisy Holiday!

(いつも通り、Artie Showのあの曲から、番組が始まる。)


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はい、細野晴臣です。こんばんは。

今日はですね、いつもの特集をちょっと休んで、違う感じをやりたいんですが。リアルタイムで聴いてる方は途中で寝ちゃうんじゃないかなと、思ったりしてるんですけどね。何故なら、とても古いメロディのある唱歌のような歌を特集していきたいんですよ。

まあでも、最後に「とっておきの」をかけるので、ぜひ聴いていただきたいと思ってます。

大体、唱歌っていうのは日本に入ってきたのは大正時代、イギリスやアイルランドスコットランドの歌が、日本人も好きだったんですね。その原点みたいなものを、今日はちょっとかけたいなと。

その多くは女性シンガーによるものなんですけど、やはりなんか、優しい気持ちになれるというか、母性を感じるし、癒やされるんですよ。ですから敢えて言えば、レクイエム(鎮魂曲)というような気持ちでかけていきたいと思うんです。

その前に、先月12日亡くなったRamsay Lewis(ラムゼイ・ルイス)。そのトリオの演奏をここで1,2曲かけていきたいと思うんです。ラムゼイ・ルイス、87歳でした。トリオのメンバーは"Redd" Hort(レッド・ホルト)という名ドラマー、Eldee Young(エルディ・ヤング)というベーシスト。Young-Holt Unlimited(ヤング・ホルト・アンリミテッド)というグループを作るんですね、ゆくゆく。

その素晴らしいミュージシャンと共にですね、ラムゼイ・ルイスっていうのはシカゴのブルースが基本になってるんですけど、なかなか多才なんですね。Bizet(ビゼー)作曲、"Carmen"をやってますね。"Habanera"というリズムです。


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このレコーディングは1956年だと思うんですけどね。僕は初めてRamsay Lewis Trioを知ったのは1966年の彼らの大ヒット"The In Crowd"というライブバージョンを聞いてからですね。その後、"Barefoot Sunday Blues"というアルバムを買ってけっこう聴いてたんです。なんかすごく、ブルースフィーリングが好きだったんです。

後に、ドラマーのMaurice White(モーリス・ホワイト)が入ってきて、そのモーリス・ホワイトはEarth, Wind & Fireを作るわけですね。そういった人たちの先生に当たる、ラムゼイ・ルイスでした。

もう一曲、1960年のレコーディングで、"Put Your Little Foot Right Out"。


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さーて、なんで僕はこの"Put Your Little Foot Right Out"という、古いスクエアダンスの歌なんですけど。なんでこの曲を選んだかって言うと、深掘りしていきたいんですよね。前もこれやったんですけどね。なんか気になるんですよ。

だって、Miles Davisマイルス・デイヴィス)も演ってるんですから。

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...えー、Sonny Stittソニー・スティット)のソロがせっかく始まったのにすみません。

ちょっとお話しをしとかなきゃならないんですが、"Put Your Little Foot Right Out"という曲の原型は、なんとヨーロッパのポーランド発なんですよね。ワルシャワで流行ったマズルカの曲が"Varsoviana"という。


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これが当時の古いスタイルの、イギリスに渡った頃のフィドル演奏ですけど、やってるのは最近の人でNed Pearson(ネッド・ピアソン)というバイオリニストです。

「ヴァルソヴィアンナ」あるいは「ヴィアンヌ」。これはですね「ワルシャワから」という意味なんです。

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こちらが、アメリカに渡ったスタイルになって、スクエアダンスになったんです。

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そしてそれが1953年の西部劇"Shane"という名作で使われたんです。Victor Young(ヴィクター・ヤング)のアイデアだと思うんですよね。

それを改作したのが、"The Eyes of Blue"。Martha Tilton(マーサ・ティルトン)です。

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次の曲は1910年という古い歌です。ここで唄うのはSimone Stevens(シモーヌ・スティーブンス)。"Let Me Call You Sweetheart"。

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さらに時代が遡って南北戦争の頃。1863年にStephen Foster(スティーブン・フォスター)が作った曲、"Beautiful Dreamer"。歌うのはMarthe Wainwright(マーサ・ウェインライト)、ギターはJim Campilongo(ジム・カンピロンゴ)。

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ピアニストのPeggy Cochrane(ペギー・コクレーン)が語ってます。"ピカルディの薔薇"、1916年に発表されたHaydon Wood(ハイドン・ウッド)による名曲です。

この"Roses of Picardy"という曲はですね、作詞がFrederic Weatherly(フレデリック・ウェザリー)という人なんですけど、フランスの旅で出来た歌詞だと。

第一次大戦中の有名な曲の1つです。Jo Stafford(ジョー・スタフォード)の唄で聴きましょう。

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(Didier Boutureによる"Love's Old Sweet Song"がかかる。ネット上、サブスクに音源なし。)

この美しい旋律。"Love's Old Sweet Song"。これは前の曲と同じく、イギリスの本当に古い歌曲です。正確に言えば、アイルランドの作曲家モロイ(James Molloy)と作詞家ビンガム(Clifton Bingham)によって発表されたのが、なんと1884年だったんですね。

アイルランドにはJames Joyceジェイムズ・ジョイス)という素晴らしい作家がいますけど、その"Ulysses(ユリシーズ)"という本の中でも引用さているということでも有名です。

では、その歌曲のバージョン。これは1950年に発表された、Jo StaffordとGordon MacRae(ゴードン・マックレー)のデュエットによる「懐かしき愛の歌」。

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9月8日に亡くなられたエリザベス女王。COVIDの最中にスピーチを遺してます。「We'll Meet Again」

それを唄うのは、Vera Lynn(ベラ・リン)。第二次大戦中のイギリス軍の恋人として大人気でした。

エンディングはThe Dining Sisters(ダイニング・シスターズ)に繋げてあります。"We'll Meet Again"。


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(曲が途中でシームレスに繋がり、ベラ・リンの歌唱からダイニングシスターズの歌唱へ移る。)

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(このまま語りが入ることなく、ED曲。番組が終了する。)


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References

終わりに

今回は細野さんの放送をそのまま書き起こすだけでしたが、いかがでしたでしょうか。

私自身、この放送によって、ポピュラー・ビッグバンド・ジャズなどといった新しいジャンルを開拓させられてしまい、今ではポール・ホワイトマンからちびちび聴き始めてしまっています。

この放送の細野さんに憧れて、昔から書きたかったクリスマスソングの記事も書いたりして。とにかく、インパクトの大きな放送回でした。

bunnoichi.hatenablog.com

冒頭にも申し上げました通り、古き良き音楽に興味を持つきっかけとなれば幸いです。

59本目の日記 〜暗い話と明るい話〜

アツい

群馬に比べたら全然マシとは言え、仙台も段々と暑くなってきた。7月1日から13日までで真夏日は6日、平均最高気温も約29℃と、この時期らしい気温。

あれ、梅雨ってどこ行ったんや。アメダス見たら7月1日から13日までで1ミリ以上降った日はたった5日、5ミリ以上に限ってはたった1日だけという。この野郎、ナメるなよ(?)。クリス・ペプラーは毎年「雨季でイイだろぉ」ってキレてるけど、もはや「しっとり季」で良い気もしてきた。宣言もおぎやはぎのラジオに任せて。

今回の日記は達郎さんの話と光ファイバの話。

日記らしく

日記らしい話でもしましょうかね。忙しいので前回言ったクソ雑日韓アイドル論は先送り。

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58本目の日記 〜図らずも〜

電磁波・通信

この日記、図らずも電波と通信の話がテーマになっちゃった。NTTに行った話と、電磁気と通信工学が出る院試、そんで高専の文化祭でやったミニFMの話。

NTTに行った話

19日火曜、電波法集中講義の課外授業でNTTドコモ東北支社を見学させてもらった。

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57本目の日記 〜仙石線踏破、達郎ライブ、だるま大使2号店〜

【walk for kyomu】徘徊中


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風の吹くまま気の向くまま、どこへ歩くか賽の目次第。行先博徒の看板背負って、歩いてみせます国土の天地。そうヤツの名は、ザ・歩行(ウォーク)ハスラー

はい、逃走中と宇多丸のシネマハスラーの前口上から拝借しました。今週はどういうわけか石巻まで歩いてしまいましてん。その話でも。

石巻まで歩いた話

8日木曜、石巻まで歩いた。

えぇ...。なぜ歩いたんでしょうねぇ...。歩きたかったからが理由なんですけど、えぇ...。

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